名古屋風のお雑煮

お雑煮といえば、全国の地方ごとに文化の特色が出る、非常に面白い食べ物のひとつです。

私は大阪出身なのですが、愛媛出身の母の影響で、実家ではすまし汁のお雑煮を食べて育ちました。

大阪では本来、白味噌ベースのお雑煮なんですね。

そして最近、名古屋風のお雑煮を作る機会があったので、名古屋出身者にそのレシピ等をインタビュー調査しつつ、地元の方も満足して食べられるレシピにたどり着きました。

今回はその結果について、お話したいと思います。

名古屋風のお雑煮のレシピとは

まず、一番最初に基本的なレシピをご紹介します。

先まで読むのは面倒くさい、結論だけ教えて欲しい・・・という方は、ここを見れば大丈夫です。

【1人分 名古屋風お雑煮】

  • 角餅2~3個
  • かつお節(お椀1杯あたり一袋程度)
  • 小松菜(1房)
  • みりん:小さじ1(ちょっと少な目でもOK)
  • 薄口しょうゆ:大さじ1
  • 水 425ml
  • 顆粒出汁:小さじ1

名古屋、お雑煮、レシピ

まずは、小松菜をそのまましっかりと塩茹でします。

小松菜が柔らかくなってきたら鍋から出し、水気を絞って3~4cm幅に切ってください。

その後、餅と小松菜以外の全ての調味料を鍋にかけ、ひと煮立ちさせます。

その鍋の中に角餅を投入し、2~3分程度茹でてください。

鍋の底にくっつく可能性があるので、時々お箸でお餅の底を剥がすようにすると、盛り付けがラクになります。

(あまり触りすぎると、お餅がお箸にくっついてしまうので、柔らかくなりきる前に底から剥がしてください)

お餅が若干柔らかくなってきたら、塩ゆでしておいた小松菜を投入しましょう。

小松菜がしんなりと出汁に馴染み、お餅が完全に柔らかくなったら完成です。

ちなみにこのレシピは、出汁を甘めに作っています。

名古屋はどちらかというと塩気の強い味が好まれるので、好みによっては、みりんは無し(もしくは記載量の半分程度)でも構いません。

最後に、かつお節をたっぷりとかけてお召し上がりください!

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もち菜は小松菜で代用できる?

名古屋のお雑煮と言えば、正確には小松菜ではなく『もち菜』が使用されます。

もち菜の正体は基本的には小松菜と同じなのですが、採れる産地が違うことや、いわゆるお正月野菜(正月菜)であると言われています。

(大阪で言うと、赤色・・・正確には朱色をした金時人参みたいなものですね!)

言われている・・・という曖昧な言い方をしたのは、少なくともネット上で調べただけでは、知恵袋などの質問系サイトの回答や個人のブログなどばかりがヒットし、正確な情報は出てこないこと、さらには文献などを検索してみても、該当しそうなものはない・・・ということです。

中には『もち菜と小松菜は味が違う』という人もいますが、名古屋以外で手に入る野菜で代用するには、やはり小松菜しかないと思います。

すましに合う菜っ葉類としてはほうれん草が挙げられ、実際にすまし汁のお雑煮にほうれん草を入れる地域も数多く存在します。

名古屋、お雑煮

かつお節以外の具材は?

名古屋、もとい東海地方のお雑煮と言えば、ネット上では「日本で一番質素なお雑煮」と言われるくらいです。

確かに、上記のレシピでは具材は小松菜、餅、そしてかつお節くらいなもの。

お雑煮は伝統料理の一つですし、それでも充分美味しいので全く問題はないのですが、実際に名古屋の家庭でも、『質素すぎるから具材を追加する』というケースもあるようです。

ここからは、名古屋風(東海地方風?)のお雑煮の中に追加されていた具材の例についてご紹介します。

鶏肉

一口サイズに切った鶏肉を入れている家庭もあるようです。

鶏肉をそのまま追加すると臭みが出てしまう可能性があるので、一口大に切った鶏肉にごく少量の料理酒を回しかけ、15分~30分程度置くようにすると良いでしょう。

鶏肉が多すぎると触感を邪魔してしまうので、1~2人前あたり唐揚げ1個分(30g程度)の分量がちょうど良さそうです。

いくら

少し豪華なトッピング(具材)の例として、いくらが挙がっていました。

たしかに見た目も格段に良くなりますし、スーパーなどで少量パックが手に入った場合には是非、入れてみてください。

いくらは火が通りすぎると美味しくないので、全ての盛り付けが終わった一番最後、かつお節の上に載せるように盛り付けてください。

かまぼこ

お雑煮の具材としては一般的ですが、名古屋風お雑煮の中にもかまぼこを入れる家庭もあるようです。

かまぼこは特に、飾り切りなどのバリエーションが豊富で、味と言うよりも見た目の美しさを追求できる具材と言えます。

出汁の味にもそれほど影響が出ないので、是非、飾り切りしたかまぼこ入りのお雑煮に挑戦してみてください。

その際、あまり大きく切りすぎると食感がガシャガシャしてしまうので、切る厚みは7mm以下で抑えられると理想ですね。

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大根やニンジンなどは出汁の味が変わる

最後に、お雑煮の具材として注意すべきものに触れておきたいと思います。

例えばニンジンやダイコンは、同じすまし汁の地域(愛媛など)では当たり前のように入れる野菜です。

薄く半月切りしたダイコンの旨みが溶けだし、非常に美味しいです。

しかしながら、逆に言えばダイコンやニンジンは出汁に大きな影響を与える食材と言えます。

もちろん、おでんやブリ大根なんかもそれが美味しいわけですが、出汁本来の味を大切にするシンプルな名古屋風のお雑煮には不向きと言えます。

一言に「名古屋風」と言っても、家庭によってその味や具材は少しずつ異なるものです。

特に違う都道府県出身者同士が結婚した場合は尚更ですね。

是非、お互いの好みやお雑煮に対するイメージを摺り合わせながら、あなたなりの名古屋風のお雑煮像を作り上げてくださいね!

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